◇◆◇◆◇ Game Report ◇◆◇◆◇
2014年2月2日(日)埼玉西武ライオンズの本拠地「西武ドーム」において、記念すべき第1回目となる「プライドジャパンカップ全国大会決勝戦」が行われた!
今回の決勝戦に駒を進めたのは、東海地区の2チーム!!名将・冨士代監督率いるTIMEOUTは、過去に全国制覇の経験もある、百戦錬磨の強豪チーム!!一方のMacジャパンは、昨年彗星のごとく現れ、強豪を次々に破り勝ち上がって来た、期待の大物チーム!!
実はこの両チーム、予選リーグで一度顔を合わせている。その時は、互いに譲らず0-0の引き分けに終わった。その後、両者ともに激戦区を勝ち上がり、ついに決着を付ける時が来た。初代チャンピオンの座を賭けて、両雄が今、この大舞台で相見える!!!
試合に先駆け始球式が行われた。この試合の為に駆けつけて下さったのは、地元・西武ライオンズのOBであり、プロ通算112勝を上げた伝説の右腕「兄やん」こと、松沼博久氏!(写真)
華麗なサイドスローで左打者のアウトローぎりぎりを突く投球は、現役時代と変わらぬ鋭さでミットにおさまる!その健在ぶりを見せつけ、会場は溢れんばかりの声援と拍手に包まれた。
興奮冷めやらぬ中、13:30、原田球審の右手が上がった!「プレイボール!」両チームの先発投手は、TIMEOUTは小島初、Macジャパンは小笠原。いよいよ熱戦の火蓋が落とされた!
初回は両先発投手が落ち着いた立ち上がり。この後の締まった展開を予想させるかのように、両チーム3者凡退で終わる。
2回裏TIMEOUTの攻撃。
先頭の4番・小林が、センター前へ鮮やかなヒットを放ち、出塁!続く5番・井戸田もセンター前ヒットで続き、無死一二塁と先制点のチャンスを迎える。
6番・鈴木はきっちりと送りバントを決め、一死二三塁。ここでTIMEOUTベンチが仕掛け、7番・小島初にヒットエンドランのサインを出す!しかしここは痛恨の空振り。。飛び出した三塁ランナーが挟まれアウト!小島初も三振に倒れ、この回得点ならず。
3回には両チームともに二死三塁のチャンスを作るが、ここも両投手が気迫の投球で、ホームベースを踏ませない!!
5回表には、Macジャパンがこの試合最大のチャンスを迎える!
先頭・奥出はツーベースで出塁。9番・小笠原はフォアボールで繋ぎ、1番・鈴木のバントヒット!この回から代わった針尾を攻め立て、無死満塁の大チャンス!
しかし2番・中山淳はセカンドゴロ(4-2)となり、一死。強打の3番・下島に期待がかかるが、投ゴロ(1-2-3)のダブルプレー。。チャンスを活かすことができない。
予定の6回を、両者譲らずの0-0同点で終了したため、試合規程により、7回から特別ルール(一死満塁スタート)の延長戦に突入!!否が応でも緊張感が高まり、手に汗握るこの展開!
7回表、一死満塁から始まる特別ルール。
先攻Macジャパンの攻撃は、7番・七條から始まる。TIMEOUTは、前イニングからマウンドに上がった鈴木が、引き続き登板。先頭打者の七條は捕手前の小フライ、これを捕手・林が落球するが、落ち着いて鈴木にトスをし、ツーアウト。ここで、勝負強い奥出を迎えるものの、鈴木が三ゴロに打ち取り、Macジャパンは無得点に終わる。。。
7回裏、後攻TIMEOUTの攻撃。
Macジャパンはこの回から、リリーフ杉浦をマウンドへ送る。先頭打者は4番・小林。その初球、TIMEOUTはヒットエンドランを仕掛けると、これが見事に決まり、3走・千葉がサヨナラのホームを踏む!!
この瞬間、TIMEOUTの勝利が決まるとともに、PRIDE JAPAN CUPの記念すべき初代全国王者の名にTIMEOUTの文字が刻まれることとなった!!
TIMEOUT冨士代監督のコメント
「昨年からこの大会で日本一になることを目標にやってきたので、大変嬉しいです。試合前はMacジャパンさんの仕上がりが良かったので、かなり苦しい試合になると予想していました。試合内容としては、継投が予定通りいき、それぞれの投手が良く投げてくれた。その中でも最後に投げた鈴木がテンポ良く投げ、攻撃のリズムを作ってくれたことが勝利に繋がったと思います。今日の試合については内容よりも、とにかく勝てて日本一になれたことが一番です!第2回大会ももちろん連覇を目指します!」
最優秀選手賞に選ばれた、TIMEOUT小島初投手のコメント
「試合の内容はいい試合で、楽しんでやれました。僕自身は納得いくような内容ではなく、チームの皆に助けてもらい、結果0に抑えられたと思ってます。あと、このメンバーで優勝できて本当に嬉しいし、この試合は一生の思い出になると思います!」
Macジャパン須田代表のコメント
「チャンスを生かせず、軟式野球の難しさを感じた試合でした。来年もまたドームの舞台に立って、絶対リベンジします!」
敢闘賞に選ばれた、Macジャパン小笠原投手のコメント
「相手がタイムアウトということで、いつもより三振は取れないと考え、バックを信頼して打たせるピッチングを心がけました。楽をしすぎてピンチになった場面もありましたが、そこからギアを入れれば点は取られないだろうと、ピンチでも気楽に投げられました。あとは勝ちがついてくれば良かったのですが・・延長の先攻の難しさを実感しました。次は必ずリベンジしたいと思います!」
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